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その他イベント情報

その他イベント情報(2009年度)

2009年7月11日に実施した、第2回NM-GCOEシンポジウムの内容と参加した大学院生による感想です。

第2回NM-GCOE拠点シンポジウム
"あなたの臨床検体・実験動物組織が宝物になる!?
最新の組織サンプル処理技術と高感度質量分析装置を用いた医学研究の新戦略 ~基本から臨床応用まで~"
(2009年7月11日、13:00~17:00、於医学部1号館大会議室)

上記テーマのもとに、学内外5名の研究者を講師に迎え、様々なサンプルを利用した基礎研究・疾患バイオマーカー研究・分子病理学診断の実例が紹介されました。また、最新のサンプル前処理技術・レーザーマイクロダイゼクション・質量分析装置を中心とした解析手法を解説する「テクニカルセミナー」を同時開催しました。

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大学院生による感想

医学系研究科 腎・高血圧・内分泌学分野 胡 春艶

第2回NM-GCOEシンポジウムに参加して

胡 春艶第2回東北大学医学系グローバルCOEプログラムNetwork Medicine創生拠点シンポジウムにおいて、最新の組織サンプル処理技術と高感度質量分析装置を用いて基礎研究から臨床応用までの講演者の研究内容に触れることができ、大学院生の私にとって非常にパワフルで刺激的な時間になりました。 大学院は3年目を迎えましたが、バイオ実験に関する研究技術は理解不足なところが多いです。そこで、今回のシンポジウムの前半の「テクニカルセミナー」では、最新のサンプル前処理技術及び質量分析装置を中心した解析技術手法を分かりやすく紹介して頂き、各技術の特徴及び注意点さらに問題点まで深く理解できました。特に、主に動物実験をやっている私にとって非常に有意義な勉強になりました。特に、今回のシンポジウム中に「組織を無駄に捨てるな!いつかに使われるようにかもしれない」と強く感じました。今までもう使われないと思っていた動物組織がいつか宝になるかもしれないと思います。 シンポジウムの後半では前半で紹介した最先端の技術を臨床実験にも応用できて様々な疾患に対する診断のためのバイオマーカーの開発、新規バイオマーカー蛋白質の探索、及び区別できるマーカーの同定など最新研究報告を聞いて、様々な疾患に関する診断治療の進歩及び予後の改善、さらに病態メカニズムの解明まで大きく貢献する可能性を感じました。 今回紹介して頂いた技術などが、私の今後の研究生活にきっと活用でき、日々研究に精進していきたいと思います。最後に御担当先生方にはこのような勉強機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。

医学系研究科 消化器外科学分野 前田 晋平

第2回NM-GCOE拠点シンポジウムに参加して

前田晋平今回私は、当教室海野教授や小野川助教のもと、企画運営を少しだけお手伝いさせて頂きました。シンポジウムにはプロテオーム研究を中心とした当該領域トップランナーの先生方を講師としてお招きし、最先端の研究を幅広くお話しして頂きました。予想を超えて非常に多くの参加が得られ、無事かつ盛況に終えることができ嬉しく思っております。

臨床検体をもちいた癌関連バイオマーカーの探索をテーマとして研究を行っている私としては、今回のシンポジウムは本当に楽しみにしているものでした。御講演内容には、自身が直面している問題点の解決へのヒントが多数盛り込まれており、これからの研究進展に有用であったと確信しています。

2009年は臨床プロテオミクス元年となる」とは今年の初めから言われておりましたが、事実、多くの研究成果が続々と報告されています。当教室で豊富に有する肝胆膵疾患の臨床サンプルをまさに宝物とすべく、早急に現在のテーマをまとめる必要があると痛感した次第であります。

加齢医学研究所 免疫制御研究分野 船木 智

第2回NM-GCOE拠点シンポジウム感想

私たちのグループでは、細胞内の小胞輸送におけるタンパク質の機能解析をメインに、小胞輸送のタンパク質がなんらかの病態に関係しているのではないかと考えを廻らせ、毎日研究しています。 今回の講演の内容は、タンパク質の質量解析やバイオマーカーに関することで、ほとんど初めて聞く内容で新鮮でした。臨床の研究は、すぐに患者さんの病態解明に直結しているので、とても感動しました。分析装置の中ではどのようなことが行われているか、複雑な構造だと思っていました。今回の講演を聞くこと構造が少し理解できたと思います。 臨床での研究は検体を用いたデータで興味深いものがあり、固定法もさまざまな固定を用いていたのが、印象的でした。 講演でさまざまなバイオマーカーがあることを知りました。バイオマーカーがどのような作用を細胞内で行っているのかについても興味が湧いて来ました。 バイオマーカーなど、我々の基礎研究が臨床や病態解明の役に立つように日々の研究に励みたいと思いました。

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