田辺三菱製薬株式会社研究本部 プロジェクトマネジメント部・部長・千葉 健治先生による「第6回Network Medicine特論」を実施しました。
タイトル:
「スフィンゴシン 1-リン酸受容体を標的とした新しい多発性硬化症治療薬,FTY720の研究開発」
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
高井俊行教授の司会により第6回NM特論講義が開講されました。FTY720を発見し、多発性硬化症の新規治療薬として承認されるに至った経緯やその薬理効果について話されました。最初は全く信じてもらえなかったというお話でしたが、15年にも亘りこつこつと研究を積み重ねて行かれたというのですから、先生の強靭な信念と真摯な姿勢が窺われます。語り口は終始穏やかで、ご自身の研究データを通して分かりやすくご紹介いただきました。また、実際に臨床の場でFTY720に触れている先生方からの掘り下げた質問もいくつか挙げられ、参加者の関心の高さが窺われました。他の免疫疾患にも近い将来に適用できることを待望していますという高井先生のご挨拶で締めくくられました。
PDFファイルの閲覧にあたっては、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerは、Adobe社のウェブサイトより無償で入手していただけます。