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その他イベント情報

その他イベント情報(2011年度)

2012年2月4日〜5日に開催した、NM-GCOE冬の合宿2012の内容と、実行委員長・遠藤章太先生、口演・ポスター賞受賞者4名による感想です。

NM-GCOE冬の合宿2012
(2012年2月4日~5日、於 ホテル華乃湯)

受賞者一覧

上記日程にて、NM-GCOE冬の合宿を開催しました。
今年度は、「Challenge to Advanced Research through Interdisciplinary Exchange」をテーマに掲げ、教授から学生まで58名が参加。生物情報学の第一人者である井ノ上逸朗先生(国立遺伝学研究所・教授)、木下賢吾先生(情報科学研究科・教授)を特別講師としてお招きし、研究バックグラウンドの異なる先生方の新鮮かつ刺激的なお話を伺いました。このような異分野間の交流がNetwork Medicine 推進の大きな力となっています。  (※写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。)

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プログラム

冬の合宿のプログラムです。若手研究者を中心に、口頭発表14題、ポスター発表23題の研究発表が行われました。3度目となる今年度は、従来の、研究テーマ毎にセッションを分類する方法ではなく、様々な研究発表をプログラムに順不同に散りばめるとういう試みを行いました。また、ポスターセッションにおいても、1人1人による発表時間を設け、異分野で構成されたグループ毎に活発な討議が展開されました。

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実行委員長による感想

加齢医学研究所 遺伝子導入研究分野・助教 遠藤 章太

NM-GCOE冬の合宿を終えて

実行委員長2009年のNM-GCOEプログラム発足から第3回目の開催となった今年の冬の合宿ですが、「Challenge to Advanced Research through Interdisciplinary Exchange」とテーマを掲げて大学院生を含む若手研究者による異分野交流から新たな研究を生み出すきっかけを作ることを目的としておこないました。今回は新たな試みとして、ポスター発表におけるグループディスカッションを設け、採点用紙に発表者への感想やアドバイス等のコメントを記入してもらうことをおこないましたが、口演もポスター発表も予想以上に活発な討論が交わされており、それぞれが良い刺激を受けたのではないでしょうか。普段接点の少ない基礎と臨床の研究者が分野を越えて一同に会し、熱い議論を交わすことが本合宿の魅力だと思います。来年度でNM-GCOEは最終年度ということで、残念ながら本合宿は今回が最後の開催となるかもしれませんが、また別の形でこのような会が継続して開催されることを切に望みます。最後に、本合宿を開催するにあたりお世話になりました、拠点リーダーの先生方、実行委員の皆様、NM-GCOE事務局の方々、当日運営を手伝ってくださいました学生の皆様、そして全参加者の皆様に深く御礼申し上げます。

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口演賞・ポスター賞受賞者による感想

優れた口演及びポスター発表を行った若手研究者に対し、参加者全員の投票により選出されました。

優秀口演賞

医学系研究科 医化学分野・大学院生 高井 淳

高井淳2012年2月、NM-GCOE主催の冬の合宿が、秋保温泉のホテル華乃湯で開催されました。私はこれまで研究していた、血液細胞の分化を制御する転写因子GATA1の遺伝子発現制御機構についての研究成果を口頭で発表しました。バックグラウンドの違う人々が混在する発表の場で、マニアックな研究結果の意義や重要性を聴衆に伝えるのは大変難しく、スライドの構成等を何度も練り直しました。その甲斐あってか、今回口演賞を受賞できたことは大変うれしく、また光栄なことだと感じています。冬の合宿の目的は拠点に所属するメンバーの交流、異分野研究者との議論を通じた研究推進、プレゼンテーションと質疑応答の練習の3つになります。今回の冬の合宿では研究発表や夜の懇親会などを通して、これらの目的に対する成果を十分に得ることができたと思います。また、冬の合宿後に送られてきた発表に対するコメントにも、研究の幅を広げることができる内容が数多く含まれており、本当に有意義な合宿にすることができました。今後は冬の合宿で学んだことを研究に活かし、研究成果を社会に還元したいと考えています。最後になりますが、今回冬の合宿を開催するにあたり、企画・運営に貢献してくれた実行委員の方々に厚く御礼申し上げます。


 
医学系研究科 腎・高血圧・内分泌学分野・大学院生 相馬 友和

相馬友和私は現在、腎高血圧内分泌学分野および医化学分野の大学院生として慢性腎臓病の進展の機序について研究を行っております。平成24年2月に秋保温泉で開催されたNM-GCOE冬の合宿に参加させて頂きました。本会では、様々な分野の先生方の最先端の研究発表に触れる機会を得られるとともに、多くの異なる視点からのコメントを頂くことができ、今後の研究発展に生かして行ければと思い感謝しております。さらに今回、口演賞を受賞することができ、私の研究が様々な分野の方に興味を引くものであったことが大変嬉しく思うとともに、熱心なご指導と適切なコメントで導いてくださる医化学分野の先生方と一緒に本研究をすすめた同分野大学院生山㟢さんにこの場を借りて感謝申し上げたいと思います。この受賞を糧にさらに研究に励みたいと思っております。 最後に、NE-GCOE冬の合宿の運営にご尽力された皆様に深くお礼申し上げます。このたびはすばらしい機会を与えてくださり誠にありがとうございました。


 

優秀ポスター賞

薬学研究科 薬物送達学分野・大学院生 小渕 航

小渕航今回、初めてGCOE冬の合宿に参加させて頂きました。ほとんどが医学系研究科の先生方の中で私は薬学研究科に在籍しているため議論についていくことができるかどうか不安でしたが終わってみれば杞憂に過ぎず、2日間という短い期間ではありましたが非常に密度の濃い時間を過ごすことができました。口頭発表では活発な質疑応答が行われ、ポスター発表ではお酒を片手に議論が展開され、その後は各自の部屋などで夜な夜な語り合う、といったように普段の学会とはまた異なった雰囲気でした。たまにはこのような合宿も良いものだなと感じております。さて、今回は定量的標的プロテオミクスの手法を悪性脳腫瘍の個別化分子標的治療に応用した例をメインにポスター発表を行いました。互いに医療に貢献するという共通目標はありますが多少研究内容が異なりますので、異分野の先生方にいかに分かりやすく研究内容を伝えるか、という点を一つの目標に掲げて発表を行いました。医学系研究科の先生方からは多方面の視点からの貴重なご意見を頂くことができ、今後の研究の示唆を得ることができ感謝しております。また、今回この発表に対してポスター賞を頂くことができ、本研究が評価されたということで大変嬉しく思っております。この結果に満足せず、次回の合宿ではさらに興味深いデータを発表できるように今後も研究を進展させていきたいと思います。


 
医学部・医学科3年 松島 和洋

松島和洋私は本学医学部のカリキュラムの一環である基礎医学修練で細胞増殖制御分野にて研究をさせて頂いており、3ヶ月間の成果をこのNM-GCOE冬の合宿で発表する機会を頂きました。これまで医学部の専門科目を座学中心で勉強する日々を送っていたので、本学の他学部を含めました皆様の多彩な最先端の研究を拝聴できたことや、自らの研究をポスター形式で発表し、普段講義等でお世話になっている教授を含めました皆様にさまざまな視点からご指導いただけたことは非常に新鮮で、得るものの多い経験でした。また、基礎研究を中心にされている方ばかりでなく、医学部卒業後臨床に携わりながら研究をされている方の発表も聞くことができ、将来自分がどのような形で研究に関わるかを考える上で大変参考になりました。 このような実り多い合宿に参加する機会を頂けましたばかりか、ポスター賞まで頂くことができたことを大変光栄に思います。研究面のみならずポスター作成の指導もして下さった研究室の皆様をはじめ、今回の合宿の運営に関わりました皆様に心より感謝申し上げます。

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Photo Report

冬の合宿の様子を、プログラム順に写真にまとめました。

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