公衆衛生学分野 教授・辻 一郎先生による「第1回Network Medicine特論」を実施します。
タイトル:「個別化医療・個別化予防へのロードマップ」
(写真はクリックすると拡大してご覧になれます)
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今年度のNM特論は、ゲノム疫学・ゲノム情報学研究推進に向け、学内外の関連分野研究者によりご講義いただきます。
第1回は、公衆衛生学分野・辻一郎教授によるご講演です。
「予知・予防」の難しさを映画「マイノリティ・リポート」に例えた導入でぐっと惹きつけ、その後もデータを基にした分かりやすい説明と身近な内容であっと言う間の講義でした。
個別化予防のためにゲノムコホート研究が欠かせませんが、パソコンすら存在しなかった60年も前からその研究に取り組み、今なお100%近く追跡出来ているというフラミンガムの話は感動的でした。そしてこのような調査には、「研究(未来)」と「貢献(今)」とのジレンマがあるということも実感できました。
引き続き、ゲノムコホート研究の現状や課題が示され、最後に、東北メディカル・メガバンクが目指すものについてで締めくくられました。被災者支援とメガバンクの調査研究は表裏一体であるというお話は力強く、心に響くものでした。
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