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その他イベント情報

その他イベント情報(2012年度)

第4回「Network Medicine特論」
田宮 元先生 (山形大学医学部・先端分子疫学研究所・教授)
(2012年7月2日、17:30~、 於医学部5号館201号室)

山形大学医学部先端分子疫学研究所・教授、田宮 元先生による「第4回Network Medicine特論」を実施しました。
タイトル:「ゲノムコホート研究のための集団遺伝学・遺伝統計学」


第4回NM特論の様子

(写真はクリックすると拡大してご覧になれます)

田宮先生 講義
質疑1 質疑2 中山先生

第4回NM特論は、山形大学医学部・先端分子疫学研究所の田宮 元教授によるご講演です。
従来の疫学研究やゲノム研究単独による限界を、両者の融合であるゲノムコホート研究が打破しようとしています。田宮先生は、そのゲノムコホート研究を、集団遺伝学と遺伝統計学に基づいて丁寧に解説され、その課題も含めてお話下さいました。医学部には馴染みの薄い分野ではありますが、遺伝子のゲノム塩基配列の違いを遺伝学・統計学的に見るという手法は大変興味深いものでした。
現在、ゲノムや情報に関する研究が非常に整備されている中、遺伝学(特に定量的な遺伝学)の分野が日本の医学教育から欠落しているとのことで、是非習得していただきたい、と締め括られました。先生の研究に対する熱意とそれを伝えようとする思いが講義室を覆い、会場は最後まで熱気に包まれていました。
講義後に、先生からこのようなメッセージをいただきました。
―集団遺伝学の基礎理論が教える、「偶然こそが進化の原動力である(偶然に生き残ったことを大切にしましょう)」という概念を、被災者の方たちに寄り添う医学部の先生達にこそ伝えたい―と。

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