出澤真理教授・藤吉好則教授(京都大学大学院理学研究科)らのグループは、ヒトの皮膚や骨髄から、神経や筋肉、肝臓などの3胚葉の細胞に分化する能力を有し,なおかつ腫瘍性増殖を持たない生体由来の多能性幹細胞を効率的に抽出し、増殖させる技術を開発しました。この細胞は、Muse細胞(Multilineage-differentiating Stress Enduring Cell)と名付けられました。
本件は、4月26日より米国科学アカデミー紀要電子版「Proceedings of the National Academy of Sciences of the USA」に掲載されています。今回の出澤教授らの研究は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の参画プロジェクト(「化合物等を活用した生物システム制御基盤技術開発」など)より支援を受けております。
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