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成果報告

成果報告(2011年度)

平成23年度 医学系研究科辛酉優秀学生賞受賞

 本賞は、東北大学大学院医学系研究科に所属する大学院学生の研究をさらに推進することを目的として、辛酉会の支援により創設されたものです。今年度、当拠点では、優秀賞として、山嵜 博未さん、弘津 陽介さん(共に、医化学分野・大学院生)が受賞され、3月8日、勝山館において、授与式が行われました。

全体写真 NM受賞者

            ※本ページの画像は、クリックすると拡大してご覧いただけます。
                (写真右)左から、山嵜博未さん、勝岡史城先生、弘津陽介さん

受賞者による感想

医化学分野・大学院生  山嵜 博未さん

「染色体転座モデルマウスを用いた原がん遺伝子EVI1活性化と白血病発症の分子機構」

山嵜さん

 この度は、辛酉会優秀学生賞という素晴らしい賞をいただき、大変光栄です。
  私の研究では、転写因子小Maf群因子の複合欠失マウスを作製し、その役割を個体レベルで明らかにしました。複合欠失マウスは胎生致死となり、その表現型は個体によって変化に富むため、解析に戸惑うこともありました。しかし、研究室のメンバーからアドバイスをいただき、議論を繰り返すことで論文発表につなげることができました。山本雅之先生、勝岡史城先生、医化学分野の皆様には本当に感謝しています。

山嵜さん授賞

 今回、このような賞をいただき、身の引き締まる思いです。今後も、医学へ貢献できるような研究成果を上げられるよう、一層努力していきたいと思っています。このような機会を与えてくださった辛酉会の方々に、心より御礼申し上げます。


医化学分野・大学院生  弘津 陽介さん

「環境応答転写因子Nrf1とNrf2が機能独自性を発揮する分子機構の解明」

弘津さん

この度は、辛酉優秀学生賞を頂くことができ、大変光栄に思います。このような機会を与えて頂いた辛酉会の皆様に感謝申し上げます。
受賞対象となった研究内容は、転写因子Nrf2の活性を測定する解析系を構築したことです。Nrf2蛋白質の分解停止がNrf2活性化の基本であることに注目し、蛋白質の安定性を評価する特異性の高い解析系の樹立に成功しました。学部の卒業研究から始めた研究が、実を結んで嬉しいです。

弘津さん授賞

論文を仕上げる時には、どのようにストーリーを組み立てるのか試行錯誤の連続でした。投稿後も、論文が受理されるか不安でした。論文の受理を確認したのは、東日本大震災が起きた2日後で、色々な思いが詰まった忘れられない日になりました。この賞を励みに、今後も良い成果があげられるよう研鑽したいと思います。
最後に、ご指導して頂いた山本雅之教授、勝岡史城准教授、伊東健教授ならびに医化学分野の皆様に、この場を借りて心より御礼申し上げます。

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