
担当
経歴
- 医学博士(東北大学1993 年)、1994 年スローン・ケタリング癌研究所研究員、1997年JST/CREST 博士研究員(岡山大学)、1998 年東北大学加齢医学研究所助教授、2001年愛媛大学助教授、2003 年より現職
研究テーマ
- アレルギー性疾患、膠原病などの免疫異常を背景とする疾患は、環境ストレスと遺伝素因の複合的要因により発症する。この疾患カテゴリーの中には、稀に補体遺伝子やアポトーシス関連遺伝子の突然変異を原因とする疾患も見出されてきたが、多くは「健常人でも持ち得て」、しかも、「患者で持たなくてもよい」遺伝子多型が関連する疾患に過ぎない。現在の免疫学的環境の中で疾患感受性素因として現れた多型遺伝子は、疾患ごとに多様であるとともに、複数の疾患にオーバーラップして関連することも明らかとなってきた。このような疾患群に対しては、遺伝要因の側面から「Diseasome」を演繹することも可能と考えられる。我々は、膠原病の疾患モデルや脱疾患モデル(正常化突然変異マウス)を用いた解析を行い、膠原病発症と即時型アレルギー重症度の逆相関やEB ウイルス関連感受性と膠原病発症の逆相関を示してきた。今後は(脱)疾患モデルを用いて、膠原病、アレルギー病態、感染感受性の関連性を解析し、疾患感受性、抵抗性が織り成す免疫関連疾患ネットワークの解明を目ざす。
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- onomasao[atmark]med.tohoku.ac.jp
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