ここから本文です

事業実施担当者

伊藤 貞嘉

伊藤 貞嘉

東北大学大学院医学系研究科
腎・高血圧・内分泌学分野(腎・高血圧・内分泌科)教授

経歴

  • 医学博士(東北大学1986 年)、1987年 米国ヘンリーフォード病院Senior Staff 、1995 年 東北大学講師(第二内科)を経て、1997年より現職。

研究テーマ

  • 我々は、生活習慣病における、「食塩や肥満」と「高血圧、腎障害と心血管病」の関連を研究している。これまで、食塩摂取によりレニン分泌や腎血行動態が変化する機序を腎臓ネフロンの微小解剖や微小灌流方法を用いて、はじめて直接証明している。また、腎局所の血行動態をレーザードップラー法などにより詳細に検討し、腎臓局所の血流変化が濾過機能やナトリウム排泄を調節する機序を明らかにしている。また、腎臓、脳、心臓など生命維持に重要な臓器の中でも特に重要な部位には、全身の循環障害が起きた場合に対応できる特殊な微小循環システム(Strain vessel)が存在し、通常の末梢循環とは全く異なった性質を有している。このような循環の特異性を明らかにして、高血圧や肥満・糖尿病、腎不全等でみられる臓器障害の共通基盤を研究している。さらに、一連の基礎研究から得られた成果を臨床に還元するために、糖尿病性腎症や高血圧患者を対象に臨床研究を行い、腎障害の進展抑制における血圧管理や薬物療法の意義を明らかにしている。

主要業績

  1. Haller H, Ito S, Izzo JL Jr, Januszewicz A, Katayama S, Menne J, Mimran A, Rabelink TJ, Ritz E, Ruilope LM, Rump LC, Viberti G; ROADMAP Trial Investigators. Olmesartan for the delay or prevention of microalbuminuria in type 2 diabetes. N Engl J Med. 2011 Mar 10;364(10):907-17.
  2. Established Investigator Award(アメリカ心臓協会)(1994年)
  3. Young Investigator Award (第一等賞)(南北アメリカ高血圧学会)(1993年)
  4. Young Scholar Award(アメリカ高血圧学会)(1993年)
  5. 日本腎臓財団学術賞受賞(2010年)

email

  • db554[atmark]med.tohoku.ac.jp

ウェブサイト

ページトップに戻る

ここからサイトナビゲーションです

トップページに戻る

  • トップページに戻る
  • 連絡先・アクセス
東北大学医学系グローバルCOEプログラム Copyright (C) Tohoku University All Rights Reserved.