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事業実施担当者

佐竹 正延

佐竹 正延

東北大学加齢医学研究所
免疫遺伝子制御研究分野教授

経歴

  • 医学博士(東北大学1979 年)、1984 年京都大学ウイルス研究所助手、1988 年京都大学ウイルス研究所助教授、1993 年より現職。

研究テーマ

  • MDS、白血病、リンパ腫、免疫疾患のNetwork Medicine
  • リガンド刺激を受けた細胞増殖因子受容体や抗原受容体は、一たん細胞膜からエンドサイトーシスされる。小胞を介した受容体の取り込みが、細胞質内のシグナル伝達系を経て、核内の転写因子による遺伝子発現制御へと連なるネットワーク解明に取り組んでいる。用いる分子プローブは、トランスフェリンやT 細胞抗原受容体、ArfGTPase を調節するGAP、Runx 転写因子などであり、それらが作用する場として骨髄球やT リンパ球を研究対象としている。遺伝子ターゲティングやトランスジェニック・マウスを多数、作出しその多くが細胞増殖・分化・アポトーシスに何らかの異常を示し、最終的にはがん化や免疫異常といった表現型を呈する。本GCOE にては細胞内分子ネットワークの異常がどの様にして、MDS(骨髄異型性症候群)・白血病・リンパ腫・免疫疾患といった多彩な病像につながるのか、ヒト疾患との関連も含め理解することを目標とする。

主要業績

  1. Kohu, K., Kubo, M., Ichikawa, H., Ohno, S., Habu, S., Sato, T. and Satake, M. Pleiotropic roles of Runx transcription factors in thedifferentiation and function of T lymphocytes. Current Immunol. Rev.4:101-115,2008.
  2. Tanabe, K., Kon, S., Natsume, W., Torii, T., Watanabe, T., Satake, M. Involvement of a novel ADP-ribosylation factor GTPase-activating protein,SMAP, in membrane trafficking: implications in cancer cell biology. Cancer Sci. 97:801-806. 2006.
  3. Kohu, K., Yamabe, E., Matsuzawa, A., Onda, D., Suemizu, H., Sasaki, E., Tanioka, Y., Yagita, H., Suzuki, D., Kametani, Y., Takai, T., Toyoda, A., Habu, S., Satake, M. Comparison of 30 immunity-related genes from the common marmoset with orthologues from human and mouse. Tohoku J Exp Med. 215:167-180. 2008.
  4. 帯刀益男・佐竹正延 編 「加齢医学」 東北大学出版会、2007年9月28日発行
  5. 雑文集

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