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事業実施担当者

菅村 和夫

菅村 和夫

東北大学大学院医学系研究科
客員教授

経歴

  • 医学博士(東北大学1974年)、1976年ウィスコンシン大研究員、1978年熊本大助手、1980年京都大助教授、1986年より現職。

研究テーマ

  • 当研究室では免疫系のサイトカイン受容体(γ c 鎖)ならびにT 細胞補助シグナル分子(gp34/OX40 リガンド)を世界に先駆けて単離し、免疫系細胞の分化・増殖・活性化ならびに記憶の制御に関わるシグナル伝達ネットワークを分子レベルで解明してきた。このネットワークの異常に起因する免疫疾患を生体レベルで解析するために、上記分子の遺伝子改変マウスを作出し、免疫不全症ならびに炎症性腸疾患等の発症制御機構の解明と治療法の開発を行っている。また、超免疫不全NOG マウス(NOD/SCID/γ c 鎖欠損マウス)にヒト造血幹細胞を移植した免疫系ヒト化マウスを作出し、ヒト免疫系ネットワークの解析をマウスで行うことを試みている。さらに、当研究室で単離した小胞輸送関連分子STAM ファミリー分子(STAM1とSTAM2)やHrs の遺伝子改変マウスを用いて、細胞内小胞輸送系と生体防御機構との関わりについても研究している。ヒト免疫疾患は難治性で重篤な疾患が多く、従来の分子レベルでの免疫系ネットワークの理解を個体レベルでの理解へと発展させることが求められている。当研究室では、免疫学の基礎研究成果を臨床応用へと橋渡しできるような研究室を念頭に研究活動を展開している。

email

  • sugamura[atmark]mail.tains.tohoku.ac.jp

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